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本多裕樹個展 2025年7月 ギャラリーKにて

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  本多裕樹個展 2025年7月 ギャラリーKにて 今年の夏の七月に越谷のギャラリーKにて個展を開きました。その様子を紹介したいと思います。 今回は主に墨デッサンで彩ってみました。夏の暑い中、「涼」を感じたとの意見を聞きました。 また、夏休みということもあって、ギャラリー内で朝、太極拳をするために近隣住民の方も見られました。 私の絵は基本、顔だけしか描かないように見えた。人物を、自分を主張するのに顔だけで十分という思想かもしれません。 初日はオープニングパーティーでライブペイントもした。その時にアーティストの石田達彦氏が音を奏でてくれた。 300号のキャンバスにひたすらペンで絵を描く、時間は30分、私は描くだけでいいのですが、演奏の方は多分、大変だったのではと後々、思いました。 書をメインにしてみた。 書画もあれば禅書もある。 暑い中、多くの方がご来場くださいました。 中には毎日来る人もあった。 そして、私と話したり、在廊の時、茶を飲み交わした。 他にもお土産用の半紙に書でしたためた字や書画を結構な重さのある束を全部引き取ってくれた人もあり、びっくりしました。 二週間の会期でしたが、三日程在廊できなかった。熱中症にかかりその間空けて在廊ができない時に、いろいろ来場くださった。 その方々には不義理をして申し訳なく思います。 私の個展はエンターテイメントのようなものなので娯楽性はあると自分で思います。 芸術性は分かりませんが、 個展の時は仕事を有給休暇で毎日ギャラリーに在廊していました。 いろんな人がやってきます。 いろんな人間模様もある。 そこは面白いところです。 毎日来場される方もあり、その人は出勤のつもりなのであろうか、だが、ありがたかった。 中には90代の方も来られて、今回が来場するのは最後になるとおっしゃってくれた方もあった。 墨の絵は楽でいい、短時間で芸術ができてしまう。 そこは魅力のあるところです。 来年も、 個展はあるか、 または、再来年か、 何年後か、 また、開催する日もあるでしょう。 ありがとうございます。 2025年11月9日 本多裕樹

金井隆夫 作品集    評:本多裕樹

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  金井隆夫 作品集    評:本多裕樹 ある町のあるところ、彼はいたのだ。自分では画家を名乗らないが、絵を描いている人、絵描きと主張しないが、絵を描く人。その方は、金井隆夫氏である。 彼は御歳70代である。急に絵画を始めた。おそらく人生を後悔しないためにやるべきことをやっておこうと言う終活をしているのだ。それが故に、ものすごいエネルギーと集中力で絵の修練をし制作をする。 人生に後悔ないように大切に日々を生きている。 そして、絵を始めて3年で様々な業績を残す。尋常でないパワーで命を燃やそうとしていながら、余裕の様子さえ見える。アイデアがどんどん出て来て、作品をガシガシ描いていく。 画歴三年で本当に成果を出し、結果を出す。 金井隆夫   (1949~    ) 無所属 拓殖大学 商学部 経営学科 卒業 画歴 染谷栄に師事 素描の会   2022年      太平洋展(東京支部)佳作  2023年 東京都美術館 太平洋展      佳作  2023年 O美術館 太平洋展(本展)  入選  2024年 国立新美術館 埼玉県展 第71回  入選  2024年 埼玉近代美術館 三軌会展    入選 2回  2023年~  国立新美術館  受賞歴   太平洋展 東京支部  佳作 O美術展       佳作 非常に驚きである。 その作風は、ポール・ゴーガンに近いものがある。いわゆるナビ派の傾向があるのを散見する。 色面における平面化、色の純色で発色を出す。 ステンドグラスのような色分け、 輝くような色の輝き、 モチーフのデッサンの観察力、 視力の良さ、 様々な点で、高いレベルの絵を描いていく。 ピエール・ボナールのような作風、 金井氏は公募展作家になった。だが、どこにも所属しない。全て一般出品で発表、 3年で成果を出したが、その後、絵を休んで英語やエスペラント語などを学習している。 たまに、デッサンをし、アトリエで絵画制作をする。 自己実現を果たした例を今回紹介した感じになりました。 芸術は長年の修練も大事でありますが、突然、必死になって頑張れば早く結果を出すのかもしれない。それが生命の最後となればその必死さは尋常ではない。金井氏は生きている意味を絵に込めて夢であった絵を描き、美術館に発表するという夢を実現させたのだった。 人生、何が起きるかわからない。 最後に才能が開花...