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第39回草加市美術展:書道作品「夏華円楽東土」書・本多裕樹

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  第39回草加市美術展:書道作品「夏華円楽東土」書・本多裕樹 ちょっと前に、草加市展の公募に出品していました。草加市に勤めている関係で、出品することができました。毎年出品していました。最初は絵画作品を出していましたが、去年から書道作品を出品しています。 そして、今年も書道を出品しました。基本、私は書道が大好きなので自宅でも書きまくっています。 絵よりも好きなこともあるのは事実なわけで、趣味として書道は最高に楽しいものだと思っています。 書を半紙で書きまくって、その墨で染められた半紙を油絵を描いている時の筆についている絵の具を拭き取るなどしていました。 とにかく、書きまくっているくらい好きであります。 今でこそ書道が職業になったら楽しいだろうなと思ったりします。 書で画を描いたりもしたりします。実際、ギャラリーで書道作品を出品して書画なども展示させてもらったことがあります。 売れませんでしたが、墨だけというのも問題があって色が無いとわからない、という辛口の意見もあったのには正直傷ついた覚えがあります。絵画を目当てに来た人にとっては不満足であったことと思います。 書はとても魅力的で見ているだけで脳のドーパミンが出てきます。とっても大好きですね。 東京国立博物館で書道作品を見るのが一番好きで、その隣のアジア館で中国の書のコレクションを見るのももう、大興奮です。 それくらい大好きなのです。 実は言うと絵よりも好きであります。 絵は絵でいいのですが、絵はわかりやすいメデイアでありますので、やっている感じなのか、なぜか絵を描いている。 好きこそものの上手なれと申しますが、その書をもう少し頑張って楽しんでいこうと思います。 書道に関しては小学生の頃、もっと幼稚園の時からやっていました。テレビで昔、書道の番組がやっていてその影響で水彩絵の具の黒を墨の代わりにして字を書いていました。 小学生になって習字教室に通っていましたが、つまらなくなって2年くらいでやめました。 高校生になって「書道」という科目があってそこでも落第点でありました。 書道を本気になったのは、急にと言えます。なんとか上手になりたいという気持ちというか趣味を広げたいのか、急に始めたのです。それは自分でもわかりませんが、きっかけは私の尊敬する画家

抽象画「カノン」シリーズ 作画・本多裕樹

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  抽象画「カノン」シリーズ 作画・本多裕樹   いろいろ抽象画について悩みながら描いてみました。この作品はけっこう時間がかかりました。 色の配置とかむずかしかったです。普通の古典的な絵であれば固有色を、見たまんまの色をのせればそれで解決できるのですが、こうしたまったく想像の絵を描くのは頭を使う気がします。 色がもう自分で決めていいので、しかも自由であるがゆえに何もしばりも無いので自分ルールを作って色や形を設定していきます。 自由には責任がともなうと言いますが、この抽象画はそのもっともたるものだと思います。 おそらく、この絵に美術的な価値があるかわかりません。もしかしたら無いかもしれません。 価値は他人が決めるのか? 価値は鑑賞者が決めていくのか。それはそうかもしれない。鑑賞者が楽しめる類の絵は色だと昔、友人に言われたことがある。もっと鮮やかな色を使って絵を描いて欲しいと依頼があったこともあった。 色は衝撃だということも言っていた。 抽象画はいたって簡単かもしれません。 線と色を使えればできてしまうので、楽とも言えます。抽象画になれていなくて古典的な絵を描いている人にとってはこんなの絵じゃないと言う人もいるでしょう。 それはそうかもしれない。 そんな技術が無くてもできてしまいます。楽ゆえに抽象から絵画の世界に行く人もいると思います。 私も、モチーフを見て描くより楽に思いますので、そうだと思います。しかも、現代の絵画の主流が抽象画であるがゆえにいきなり抽象画に行くこともありだと思います。 しかし、抽象画にはデッサンが必要に思います。それは石膏デッサンの類でなく、具象画の風景とか静物画とか人物画とかのデッサンでなく、いや、そう言う古典的な絵画修練方法も基盤ではあるかもしれませんが、抽象画には抽象画のデッサンもあるのです。 まったく今までの絵とは次元が違ってきてしまうのが現状でしかも、自分なりの抽象画のデッサンを描けるようにならなくてはなりません。 真面目に、絵を描いている人にはかなり難解なシフトが必要なのです。 だから、私も苦労しました。今まで信じていたものを否定しなくてはならないので一度、別次元の絵というものを発明するために過去の絵を放棄していかなくてはならないからです。 そういう苦労はあります。

絵画の方向展Ⅲ Direction of art by individuals 越谷 ギャラリーKにて開催

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  絵画の方向展Ⅲ Direction of art by individuals 越谷 ギャラリーKにて開催 秋になりましたね。しかも晩秋ということもあって芸術の秋の最後になるものと思います。 そんな中、ギャラリーの企画展が行われます。 会期2021年11月22日~12月4日まで 時間11時~18時まで 初日13時 最終日16時まで 日曜日は休廊です。 出品者 河口聖  本多裕樹  宮崎聡子 やまもとかずひさ の四人でします。 結構大きめな作品です。 私は屏風を出品します。「風神雷神図屏風」とあとその他の作品を、 ギャラリーK 〒343ー0821越谷市瓦曽根3ー7ー7ー3F Tel & fax048ー9479ー135 http://www.studiok-wed.net/ 都心でも地方都市でもポツポツと展覧会をしているところが増えた気がします。 とてもいいことだと思っています。 この大変なパンデミックの中、展覧会をあえてやっている方もいますし、この時期だからこそ逃げてはならないという考えを持っている人もいることを覚えます。 展覧会は意味のあるものだと思います。 この「絵画の方向展Ⅲ」もそういう芸術の法灯をたやさないという意味や、芸術性とエンターテイメントの意味を込めて純粋芸術をもって文化を推し進めようということもあります。 絵は実際、人を救うのであろうか。 私にはわからない。 ただ、作品を描く私の立場から、真実に絵を描くだけかも知れません。絵が好きかと言ったら若い頃は大好きであった事を思い出します。 この中堅の年齢になると多少きついと思うこともありますが、仕事として。という姿勢で挑んでいます。 毎日、芸術作品のことばかりを考えています。そういうインスピレーションがたくさんありますので、その無尽蔵のイメージを一つ一つ絵画として具体的にする事を制作としています。 もやは時代はモチーフを見て絵を描く時代は終わっているとさえ思います。 絵は、ほとんどイメージとインスピレーション、観念世界の旅路で見つける人間の心の内向性から見つけるものだと思います。 そういう意味でまた美術創造の制作方法の時代は変わったように思います。 私の知っている人でモチーフを見て描写する人をあまりみ