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本多裕樹 個展 「 ベールを取ったイシス」2022年11月7日月曜日~19日土曜日 11:00~18:00 日曜日休廊

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  本多裕樹 個展 ベールを取ったイシス 2022年11月7日月曜日~19日土曜日 11:00~18:00 日曜日休廊 初日11:00より~最終日16:00まで ギャラリーK 〒343-0821 埼玉県越谷市瓦曽根3-7-7-3F 今回3回目の個展となります。処女個展よりつながっている命題はやはり神話であったり哲学の可能性を秘めた作品の発表であったように思います。 今回は作品はすべて抽象画を出品させていただきます。 それを世に問い、いわば博打のようなそんな気分です。具象画を期待されている方にとっては連続性がないと言われるかもしれません。それは私自身も抽象画には疑問を持ち続けてきたからです。 しかし、抽象画を描かないと芸術を先に進ませることができない現実もあったのです。より哲学や神学を表現する手段は抽象画の方がしっくりくるし、答えの無い問答が作品を対して思考の広がりが得られるものだと考えています。 「ベールを取ったイシス」はそのタイトルに、ブラバツキー夫人の著書からヒントを得たものです。 この個展の展示で、絵画で神学をやり鑑賞者にエンターテイメントを提供するものです。 視覚的に見た目に見えない世界、観念世界、 宇宙的観念世界をいかに表現するかという可能性に挑戦し、問い続け、向き合ってきたのです。 絵画は思考が現実化したものです。 考えていないものが絵になることはありません。 思考、 そして、 無意識 そこから引き出していきます。 抽象画は決してデタラメではないのです。無意識から出現したイメージ、思ったこと考えたこと、その思考が制作となって絵画が出現してきます。そういう意味でリアルであると言えます。 この度は宗教的な表現と言われることもあると思いますが、基本わたしの絵画は、神学であり哲学であると設定させていただきます。 もちろん、作品をみて宗教的と思われてもいいのです。 視点はいろいろな角度から見ることがよりその実体が立体化します。それは思考においてもそうであります。 芸術作品に一つの正解はないのです。あなたの思考がさまざまな意見や問題を進ませて、向き合うものです。答えはあなたご自身で出していくものと私は思います。 絵は見ればいい、見ればそれで足りるということもありますが、

河口聖個展 ギャラリーKにて

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  河口聖個展 いつものシリーズ、これは抽象画であろうか、何か別のものであろうか。そもそもものであるのだろうか。古代の雰囲気、古代の思い出、私たちは何を思うのであろうか。 私は河口聖 氏の絵にエジプトの遺跡にある壁画を連想させる。神秘的で哲学的な可能性があると感じた。 河口聖 氏は古代日本の縄文文化を標榜して作品制作をしていると定義されていますが、縄文、もしくはそれは私たちが忘れ去ってしまった原始のアニミズムの可能性を再興させようとしているのだろうか。ルネッサンスで写実絵画が完成し、その中世の絵を引きずっていたのを一度切って、本来の人間の魂に内在する野生性、本来の人間の魂を引き出して作品を創作している感じが私にはしました。 すべて人間の魂は同じ、精神の可能性をもっていて誰もが繋がり、同じ光の心をもっている。抱いているのだ。誰もが美を知っている。それは根源からの魂の絵を私たちは知っている。だから、これはあれは美しいと、感じることを感じ、自分に落とし込むことができるのだと思います。 懐かしさ、 思い出、 原風景、 これらにそれらの絵画に感じる。これはアカデミックな美術教育の概念を捨てなくてはわからないだろう。私もそうであったからです。一つの衝撃、気取ってなく、飾ってなく、素直な気持ちで見る前に、今まで学んできた美術教育の概念が壊れていく。過去、かつて古代にあった遺伝子のどこかが覚醒される。それが開かれる。鑑賞者はどこか遠くの記憶が遺伝子レベルでフラッシュバックし、私たちは河口聖 氏の絵を観て隠された知恵が思い出されるのだ。河口聖 氏の絵は本物である意味はやはり人間の遺伝子の過去の根源の表現にあるからだ。私たちはただ、思い出す。古代の記憶によって古代の遺伝子が開くのだ。 野生性は人間にある。いつしか文明が進みあらゆる便利なものによって本来持っていた能力を失っていく。社会も機械的に構築され、法律によって縛られ、またあらゆる常識に、流行に、右往左往し自分がなにものであるかを忘れてしまう。 私たちは私たちの作った文明によって本来の生命の根源を失い感覚も鈍って来てしまうのだ。私たちは社会に生かされ牢獄の中にあるのかもしれない。あらゆるイデオロギーによって管理され、真実の魂の可能性を封印されたのかもしれない。 しかし、河口聖 氏の美術は

やない ふみえ個展 「魔法使いたちのいるところ」アートモールにて

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やない   ふみえ個展 「魔法使いたちのいるところ」アートモールにて 10月の初旬に銀座 日本橋で開かれたArt MAllのやないふみえ女史による個展「魔法使いたちのいるところ」が開催されていました。 一見、不思議な世界の中で現実の騒乱をわすれさせてくれるファンタジーの世界であり、絵筆の感触がまた魔法を塗り込めた幻想を私たちに与えてくれる。 水彩の感触が画廊の空間を雰囲気によってひろげただよわせ、動物のキャラクターが錬金術を作業させているのが、夢を源にさまざまな世界を鑑賞者の私たちに錯覚させるのだ。 これは、やないふみえ女史の夢を童画でもって水彩の輝きが響き一種の異空間を作って私たち鑑賞者に提供してくれている。 幻想表現、それは象徴主義の系統であり、フランスのギュスターヴ・モロー、オデロン・ルドンからオーストリアのグスタフ・クリムトに始まるユーゲントシュテール、また分離派によってネオ・ルネサンスを再現した。現実の世界からあらゆる事象を組み合わせて作家の個人的な世界を構築する。それは魔法であったり神秘主義の知識などが組み合わされて一つの世界を創造する。 やないふみえ女史もそういう方向で制作を続け、幻想の啓示を受け象徴の森の中で現代童画を創作しているのだ。今回は魔法という形で新しい象徴派をクリエイトしたのだった。 あらゆる文様が意味深であり、これは魔法陣なのであろうか。そういうイメージが私たち鑑賞者は見る、じっくり見ると現実の苦労を癒してくれるのがありがたい。私は退勤してすぐにアートモールのやないふみえ個展に行ったためか、非常に救われた感じがした。ああ、きてよかった。そう、思ったのでありました。 動物が骨になって魔法の錬成を行なっている図もある。 さまざまな魔法錬成が行われている。 そして、色彩と文様によって鑑賞者を夢の世界へ誘ってくれる。これはありがたいことだと思った。 やないふみえ女史はキャリアも長く個展をうまず弛まず開催している。制作意欲もあって一点一点は小品でありますが、その小品一点に50号の内容を4号~6号の画面に埋め込み、高い完成度が組み込まれている。それらの絵画作品は傑作の数々であります。 やないふみえ女史の絵は細部にわたって精緻で粗がまったくないのが素晴らしいと思った。近くで見ても遠くで見ても高い鑑賞の楽し

「色が色と色を語る展」 2022年10月10日月曜日~15日土曜日 PM12:00~PM7:00(最終日4:00まで) ギャラリーGK

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  「色が色と色を語る展」 2022年10月10日月曜日~15日土曜日 PM12:00~PM7:00(最終日4:00まで) ギャラリーGK 〒〒104-0061 東京都中央区銀座6-7-16 第一岩月ビル一階 TEL03-3571-0105 この日、その時に銀座のギャラリーGKで展覧会が開かれます。多数で出品するグループ展であり企画展で、はじめてお会いする方々も多い感じです。 私も少し緊張しています。 10日から始まるその作品たちはどんなものでありましょう。 私は新人枠として出品することになり、都心の画廊に出品するのがもちろん初めてであるのです。 どのような作品が出てくるか楽しみであり、新鮮な感じがします。 今回は、わりと落ち着いた絵を出そうとしています。常識的かもしれません。まずはそこから始め、いろいろ出すような機会があれば大胆な作品を提示することも考えています。 初めはそんな感じで行こうと思っています。 銀座の街を歩き、さまざまな楽しいことがあります。秋ですからね。 街をさまよい歩くのもまたいいでしょう。 ギャラリーGKは路地というかそんな場所にあり、こじんまりとしていて親しみのある画廊だと思います。オーナーの方もスタッフの方も親切でありがたいです。 作品発表の機会も与えてくれて本当に感謝です。 私はこの展覧会で 婦人図を一点 M10号 あと、 活火山 0号 海   0号 を出品します。 どうか、縁がありましたら是非、観に来てください。 大変励みになりますので、 この秋の日々に芸術の花を捧げます。 皆様に平和があることを願っています。 ありがとうございます。 10月1日(土) 本多裕樹より ギャラリーGK 〒〒104-0061 東京都中央区銀座6-7-16 第一岩月ビル一階 TEL03-3571-0105

第48回美の祭典 東京展 2022年10月7日金曜日~14日金曜日 9時30分~17時30分 主催:東京展美術協会

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  第48回美の祭典 東京展 2022年10月7日金曜日~14日金曜日 9時30分~17時30分 主催:東京展美術協会 場所;東京都美術館 一階:第1~第4展示室 郵便〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 会期中連絡先:TEL03ー3823-6921(代表) この東京展というのは伝統的な展覧会であるということ、かなり格の高い展覧会かもしれません。 東京の画廊、ギャラリーが組合と実行委員をやっていて、組織としても何か強いものを感じます。 私もなんとか審査が通って出品する機会を与えられました。 この展覧会は初めてで初出品であります。 都心の公募展に出品するのは過去ありましたが、審査がある公募展に出品するのは都心では初めてかもしれません。 私の芸術家の先輩の河口聖先生も特別展示で出品するようです。 東京の画廊、ギャラリーで個展をしたり、展覧会を開いている芸術の猛者がこの上野の東京都美術館につどい作品を提示していくようです。 どんな作品が出る展覧会か楽しみです。 今回私の出品作品は 「パリスの審判」  M80号 「地母神ガイア」  M80号 を出品します。 これらの作品は私が常々研究している象徴派の絵画です。 もし、お時間ありましたら、東京都美術館にいらしてください。 あと、他の作品のいろいろ楽しめると思います。 出品されている方々は長年アートに向き合ってきた人たちだと思いますので、見応えもあるのではと思います。 秋の日に、川の流れも聞こえてきて不忍の池もまた水の音を清らかに囁くでしょう。 皆様によき、秋を 芸術の秋を楽しんでいきましょう。 気候もやわらいでアートを鑑賞するによい季節だと思います。 10月1日(土) 本多裕樹より 第48回美の祭典 東京展 2022年10月7日金曜日~14日金曜日 9時30分~17時30分 主催:東京展美術協会 場所;東京都美術館 一階:第1~第4展示室 郵便〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 会期中連絡先:TEL03ー3823-6921(代表)