制作日誌98678番

今日も昼がやってきて明日も来る。わたしは今日なにを考えたか。



実は言うとそれほど考えていない。若いころのようにしんどい問題を集中して思考し自分なりの答えを出す体力というか脳みその力が無いことを実感する。



では、アートのことは?



なんていうか私の絵画制作って基本、DIYなんだな。工作なんだ。図工といってもいいし技術家庭科みたいなものだと思う。



アトリエには絵がたんまりあってこれ以上の制作はできない状態にあります。なので、作品を作る時も、紙にしたり、ロールキャンバスをカットして木枠に張ってそんで展覧会なんかに発表します。そんで展覧会が終わったらキャンバスに描いた絵ですね。保存するためにキャンバスをはがしてまるめて保管します。



木枠はP30号、M80号、あと額、紙は掛け軸とか、B4サイズの画用紙、あとロールの水彩紙、そんでB1の額、あと、画材はパステル、アクリル、色鉛筆、ペン、インク、筆、木のパレット、水、紙を画びょうではっつけるためのF60号のパネル、そのくらいか。



アトリエは自宅の6畳間、書斎兼寝室
貸しアトリエはある公民館の一室を使う
はがきサイズやB4サイズの絵を描く時は、スタバとか喫茶店、
まあ、そんなこんなんで倉庫の限界が制作の限界か?
また、時間の限界が絵画制作の限界か?
まあ、いろいろ。



木枠を使いまわす。木枠は一つのものをまた使う。そんでキャンバス(画布)を張る。釘と鈍器で、あとキャンバスをはさむやつで引っ張って釘を打つ
絵を描いて発表して、次の展覧会のためにまたキャンバスを木枠からはずす。



それはアクリル画の場合です。



水彩とかパステルは、紙をロールであるのでロールペーパーから額に合わせてカット、そんでパネルに紙を画びょうで貼り付けてパステルとかペンとか水彩で描く。展覧会に出品して終われば額からはずしてまた新しい作品をつくるために、その繰り返し。



けっこう絵を描く前に工作というか今はやりのDIYをやっています。



絵描きの友人でDIYが苦手でも絵を描いている人もいますので、かならずしもDIYは必要じゃないかもしれません。



でも、なにかな、そんなめんどうなことしなくてもいい人もいます。



私の場合は絵の収納に困ってて、たままたDIYを美術学校で学んでいたのでできたことなので、それでかもしれません。



部屋が、アトリエが無尽蔵に大きければそんな心配をしなくてもいいでしょう。



だが、しかし、わたしのスペースは狭いのでそういう知恵をつかえるのです。



いろいろ考えている人もいる。絵を描けばかならず売れてお金になる人は作品が流れて行くので倉庫の心配もないと思います。



もし、収納やスペースにこまっているなら、いろいろ作品をどこかに寄贈したりできる段階にある人なのかもしれません。それなら個展を開いて市場に流すのもまたいいかもしれません。



でも、DIYがお好きならわたしのような策もまたいいことだと思います。



まあ、そんなこんなで絵のことを書いてみました。美術論とか絵画論ではありませんが、画家の裏の舞台裏をすこし話させていただきました。



ちょっと技術家庭科になりましたが、学校で学ぶそういう図工とかも役に立つこともあると言う事です。




では、また。ここまで読んでくださり感謝します。ありがとう。



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