ギャラリーk GALA展にて
ギャラリーK GALA展について
今年もギャラリーKで新年初の展覧会GALA展が開かれました。オープニングパーティーにも多くの方々が集まりになり盛大にたのしい時を過ごすことができました。
そのGALA展でピンときた作品を数点紹介してみようと思います。
釜親孝太郎
大人の女性を描いていますね。色鉛筆で淡い感じで塗り込めています。おや、猫の絵も一点あります。女性像がいくらか不気味なところもありますが、なにか他の美学でもって匂いを感じます。絵のマターは匂いが実際するわけではありませんが、やはり匂いがします。絵から発する匂いなのでしょう。美しいとかではない。なにかわれわれがいだく一般的な美ではない。異質なにおいの美、そして醜があってそれが独自の美を醸し出している様子がうかがわれます。釜親さんは異質な美を発表してわれわれに問いかけているのだった。
宮崎聡子
猫の絵だ。かわいい猫だ。猫と言ってもリアルなよくある写真のような絵ではない。かわいい客たーにしてマンガのようにして親しみやすいフォルムにして猫が平和を訴えかけている。戦争とかを世界から無くそうというそういう意味を込めた願いの絵であることであります。オリジナルにしてオリジナルだからこそ個性を出していける。オリジナルで勝負できるのはとても自信の要ることです。猫のキャラクターかわいいなと思い、愛玩しながら、目でかわいがって、そうしたら、そのかわいらしい猫が戦争やそういう世の中のネガティブな事はいけないことだよ。なくしていこうと訴えかけている。戦争で死んだ子猫を猫が抱いて訴えている絵。
山崎智嗣
細かい線、精密機械のように、緻密、猫とキノコの怪奇を描いた棺のような額に入っている絵。猫にキノコ、少女のような少年、少年のような少女の子どもが描かれている。そのシリーズが4点の額の棺に納められている。絵自体はあまりに完成度が高い。まったく手を抜いていない仕事、あまりの緻密さ、制作にかなりの時間がかかっているだろうという絵である。しかも、何度も言うが額の棺に絵は納められている。怪奇趣味と少女趣味、そしてかわいい猫、今回の作品は雨や闇が描かれている。絵において雨を描いたり闇を描くのは普通の晴れた日よりむずかしいし、色の技術、表現力においてもかなりの技術を使うが、それをなんとも表現していた。江戸時代の絵師のように絵の具と線をよく友達として使いこなしている。そうとうな高い技術をもっていることを証明している。一見、かわいくて美しい絵であるが怪奇趣味で闇まで描かれているはここまでやるかというくらいに、とにかく完成度が高い。
宮田義廣
不思議な脳のニューロンのような世界、脳内分泌物のようなホルモンの世界、彼は脳の世界まで描くいたって心理学的な事象の絵であると言える。無意識にこのような世界があるとは、現代のシュールレアリズムであろうか。
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