ギャラリーK アートアニマル展 小柳裕子さんの作品を見て
ギャラリーK
アートアニマル展 小柳裕子さんの作品を見て
ぬうっと首が伸びてこちらを見る、もしくは眺めているのか。Tシャツに描かれた絵はなんかかわいい。何だろう、不思議な気持ちになる。何か心臓がこそばゆく、くすぐったい気分であります。この図はアルパカという動物で羊毛をもたらす動物であるそうだ。瞳が弱そう、しかし、なぜか、弱いものは可愛くもある。
弱きもの、儚きもの、頭のよくないのは決して悪いことでもない。このアルパカはどことしかな呑気であり、そして愛らしい。
動物って本来そういうものなのか?いかめしい龍とか虎とかとは違う。かわいいが基本なのか。
小柳さんは動物に愛らしい瞳で見つめているのであろう。動物を見る目が可愛らしい情景で見つめていることがこのTシャツに描かれた絵と、この色の優しいおさえた感覚が醸し出す美があるのだと思います。
猫の擬人化したお友達の絵図が仲よさそうにじゃれている。服を着て、楽しそう。こういうのどかな感覚は大事だと思う。日々、厳しく生きていて仕事と時間に修羅のような態度で生きていると、ついこうした小柳さんのアートを見て癒されるのもいい。
そして、とてもこそばゆくて、心臓がくすぐったい。
猫のフェルトで作られた顔が額縁にはめられている。猫の顔をゆっくり覗く、猫は若そうだ。こちらを少し睨んでいて少女のように敏感であることが伝わる。かわいいこともそうであが気品に溢れている。品の深い少女性に満ちた輝きが放たれ、子猫のように敏感だ。この猫のフェルトの立体は品を感じる。そこを感じるのが鑑賞のポイントであると思います。その作品を見てチラチラと見て心に感じる感情を楽しむのがいいと思います。
付け襟というのがある。
筆者はいいかもと思いましたが、女子に作られたものゆえに男性の年季の入ったおじさんには向かないとのこと。
確かにそうかもしれない。女子にこそ付け襟がふさわしいだろう。
今回、小柳裕子さんも出品しました。ギャラリーKのオーナーであり、ギャラリストであります。こうして、企画を作り、作家たちにチャンスを与えて発表を助けてくれています。
決して小さなスペースではないゆえに大きな作品も出品可能です。常連の作家もいてそれぞれが作品を作り表現しています。
こういう機会を幾たび与えてくれて我々、美術を作る人に恩恵を与えてくれてくださり感謝します。
このギャラリーKからいつか大物が出てくると面白いかなと思います。
今後も、発展していくでしょう。
アートアニマル展を開催してくださりありがとうございます。
2020年6月 ほんだゆうきしるす
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