「若い頃の絵はもう、僕には描けない。そういうジレンマを感じる今日この頃」

 「若い頃の絵はもう、僕には描けない。そういうジレンマを感じる今日この頃」




今日も始まりましたね。朝から喫茶店にいます。


何か目標が出来た。それは大したものでないのですが趣味のことですね。趣味はやっぱり大事なのではないかなと思うよ。


家にずっといるのが苦手でありますので、喫茶店にいます。そこで趣味の文筆をしています。けっこう長い小説を書きます。目標としては原稿用紙で400枚くらいの小説です。今日は休日ということもあって10枚くらいは書いたと思います。それが丁度いい枚数です。





絵の方はどうも才能が枯れている感じです。この前、個展したけど、あれ以上の作品を描けと言われてもちょっと無理であることもあるし、画家としてのピークというのもとっくに過ぎ去っていることも自分でもわかるのです。


そこは分を知る、という意味で無理しないのがいいと思います。


絵は才能ないと描けない。あと、若さと体力、精神力も必要です。若いうちに重要な作品を描いておくことも大事だと思います。


若い脳みそで、鋭敏な神経でないと描けない絵もあると思います。それは僕は常に感じます。若い頃にとりあえずいっぱい描いておけばよかったなと思いつつ、十分描いたなと思う満足感もあったりします。


才能は素晴らしいと思います。


そして、若さも最高に素晴らしい。


僕はどうも家にいるとダラダラしちゃいますね。それはリラックスできていいという長所もありますが、ダラダラして寝てしまうのが短所だと思います。そして、注意力が散漫になって頭の中が混乱してしまうので、絵画制作以外は家を出た方がいいですね。


喫茶店の方が集中できる。しかもお気入りの喫茶店でないと落ち着けない。店選びも重要である。


いわゆるわがままであり、家に落ち着けないそんな病気的な人である私であります。




ご飯にも意外にこだわりがあります。食通なんですよ。いいかよくないかわかる。味の判断ができる。それは幼少の頃より母に鍛えられた舌があるからだ。しかも、いろんな店に行き様々な料理を食べて感動してきたからに他ならない。


最近はガストのたこ焼きとビールを仕事帰りに食してうまかった覚えがあります。


僕はこうして文章を書いていますが、それだけでは食べていけないと思います。僕はけっこう遅筆であるために、一日原稿用紙10枚くらいしか書けません。平日であれば3枚くらいです。それくらいが限界というのがあります。まあ、完成させるのに何ヶ月もかけます。


絵の方はもう、ちょっと若い頃のようにはいきません。限界です。もう、新しいスタイルで絵を描くのがいい。いつまでも若くはないのですね。それは痛切に感じる。


いわゆる一発屋です。それは本当のところです。


いろいろ期待かけてくれるのは本当に感謝なのですが、これからは才能のない私が懸命に描く絵を観ることになるでしょう。


新しい絵でやっていきます。


こういうジレンマって誰にでもあると思うよ。


そう思う。


2020年8月


ほんだゆうきしるす


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