「制作状況1」

 「制作状況1」





絵のことについて向き合っています。それはどんなものかと言うと抽象画と具象画の間で考えていることです。


具象の場合、ルノワールのように少女だけ描いて画家人生を楽しもうと思ったり、


抽象画の場合は様々な価値観を作ってアバンギャルドを気取りたいと思ったりしています。


どちらもやってもいいでしょう。そのための新しい制作をしようと思います。おそらく売り物にならないでしょう。


でも、前へ進まなくてもならない。いつまでも停滞して止まってもいけない。


たとえばピカソの亜流でもいけない。そんなの誰でもできる。


私のこれからの制作方針としてスピリチャルな、精神主義をキャンバスという物に描こうと思っています。


たまに趣味の少女も描くでしょう。


基本は精神主義の絵を作っていきます。そうであるべきであります。これは僕にとっての話です。芸術家はこうやって悩み、アートを探求しています。そうやって創造のタネにしているのです。


具象画は描くけど、何だか飽きてはいます。それが仕事なら描きますが、若い頃のような力ある具象画は難しくなっています。それでも大好きな婦人像を描いていきます。


肖像画で好きなのはモジリアーニです。ああいった物を描いていけたら幸いに思います。



最近は絵筆をにぎったか?はい、一週間前であったかF60号の絵をアクリル絵の具で制作しました。今、描いているのですね。大作を、祭壇画を描いています。60号サイズの絵が11点あって計660号の作品を描いています。今、4点完成しています。祭壇画のメインの絵はできていて、あと左隻と右隻の絵を描けばいいだけです。アクリルなのですぐに乾燥してくれます。


アクリル絵の具は素晴らしいですね。


特にどこかのコンテストに出品するわけでもないです。でも、その長編大作を描く理由は前々からその構想があってそれが行動として制作に動いている感じです。


まずは制作は思い描くことが先であった方がいいでしょう。思うことイメージすると言うことがかなりの行動の力になっています。そこが大事であると思います。


昨日、絵の具が届きました。今日から少しずつまた制作に挑んでいきたいと思っています。


現代浮世絵、これも描く予定です。そちらを先に進めた方がいいのかもしれない。計10点を制作します。


あと童画を2点制作予定です。





現代浮世絵の場合は僕の本多式美人でやっていきます。僕オリジナルの女性像があってそれを描く感じです。決して上手な絵ではないのですが、個性的ではある婦人像です。実際、そう言うのが得意であることもあるのです。


童画の方はシャガールのようなものを描きます。僕のファンタジーの絵のヒントがシャガールでありますので、そう言う夢を見ていけるようなそう言う絵を描きます。


その二つの現代浮世絵、童画の構想は出来上がっています。あとは物質としてキャンバスと絵の具という物で具現させる感じです。


やっぱり手を動かすことは大事です。具現化するっていうのは物質を生産することです。物を作ると何だか創造者になった気分になって満足を得ることが大きいです。それくらい強力であるのです。物っていうのは。だから工業高校の方とか高専生などは充実感があっていいのではないかと思います。





そうですね。私はまだ無名の芸術家であり、いろんなコンテストに挑戦しなくてはなりません。もし、コンテストとかを放棄してしまえば、新人にすらなれません。まだまだ、新人でなくコンテスタントです。


実は、ひと月前、コンテストがあったのですが結局応募しませんでした。抽象画を用意していたのですが、急に自分が抽象画を信用できなくなったのか、ただのでたらめに思えたりしたのです。それでコンテストの応募を辞めてしまいました。


それからいろいろ考えて、やっぱり抽象画もいいのではないかと思えるようになりました。ちゃんとその抽象画の説明はできる理論はあるのです。


もう少し温めておき、展覧会などに出品して客観的な意見と、僕の抽象画の哲学的な意味合いを育てていきます。


最近になって抽象画もいいのではないかと考えています。一般向けでない絵ではありますが、風景画とかに飽きたコレクターには受けるのではないかと考えている今日この頃です。


これから、本当に抽象画は人気が出るのではないかとも思っています。そんな予想もしています。


婦人像もいいでしょう。童画もいいでしょう。それより一歩進めることも僕の画業においてとても大事なことです。


やっぱり、抽象画に移行しようかな。それがなんかいい気がしてきました。しかし、なぜ抽象画であったのであろうか?自分には都合が良かったというのもあるし、そろそろ具象画を卒業する時期にきている感じがします。


おそらく、僕の具象画が好きなファンもいることは知っています。そればかりでもいけないことも僕の絵画芸術の停滞も見えることだし、一歩ジャンプして新境地に挑戦することも大事であるとも言えますよ。


おそらく売れないでしょう。


僕に、山とか川とか描いてという人もいるが、それは抽象画として表現すればいいかもしれない。ただ、具象画でそれも常識的な形で写実で描いてもイライラしてしまうであろうから、抽象画っていうのは意外にも都合がいろいろよくて僕には合っているかもしれません。


そういう意味で自分の絵の考えをもって瞑想考察してみました。


ここまで読んでくださり感謝します。


ありがとうございます。




コメント

  1. 帰山一総です。こんにちは。本多さんの絵の原点みたいなものがシャガールというのは初めて知りました。コンテストに参加しないと新人にすらなれない、という文章がありましたが、確かにそう思います。あきらめないことが大切ですね。逆に言うと描き続けることが大切なのかもしれません。

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