「コロナ時代の私のアートとしての感想」
「コロナ時代の私のアートとしての感想」
今の時代、絵は売れるのであろうか?あまり値段の高くない作品は売れていくであろう。1万円以内の美術品なら手の届くレベルであろうが、それすら、むずかしいのが現状なわけで、ただギャラリーに訪れ作品を鑑賞されるだけで十分なこともあります。
画家は作品を制作しそれを発表して世に問えればそれでいいだけで、売れたり買われたりすることもありますがそれは多分まれな出来事である場合があります。それでも売れる人はいるのは私は知っています。
今は、安いものが売れていくでしょうね。あまり法外な値段の作品を購入するのは企業のコレクションにしたりするものであろうし、公共事業で美術品を購入することがあるでしょう。
コロナの時代の中、画家も非常に大変であり、それでも溜めがあるならなんとかなりそうですがそういう時に保護があるといいと思います。もしくは複業している画家はなんとかこの苦境を耐えていくことができるでしょう。
絵一本で生活の資を得ている人も何かの収入の可能性を見出す必要があるので、大物は別としてそういうことで苦しんでいらっしゃる方々も多いでしょう。
昔々においては高貴なる身分の方が芸術を保護しましたが今では企業とかが芸術家を保護しているのであろうか。私もそこまで珍重されるような画家ではありませんので、その状況はわかりませんがこの人は絶対保護しなくてはならないという画家に関してはそういう保護もあるといいなと思います。
私の友人でこのような時期であっても個展をしてグループ展を続けているつわものがいる。それにならって僕もモチベーションを上げることができています。一度、こういうテストのような出来事は大事なわけで潜伏している芸術家の方々も元気であられると思います。
僕の絵は今、停滞気味でありますが、新しいアイデアを見つけ出したり、不道徳な絵を描きそれに悩んだりしていますが、そもそも悪は人から消えないものと思っています。悪を克服することは難しいし、善だけで行ってもかえって偽善者になってしまう必定の理があります。自分の心の悪を愛せるかが大事だと思いますし、芸術は基本、悪の匂いがあるものだと思います。まったく善と美と真実を描ける芸術家というのはまれであるし、それは抽象画の方々に多いのではと感じます。
抽象画は人間の基本的感情を超えて観念論世界に移行しているのでそもそも善悪に悩まなくてもいいと言うことがあります。
本当に至高善を描きたいのならば抽象画にシフトした方が人間の邪な感情に邪魔されなくていい役得もあることを僕は感じました。
ここまで読んでくださり感謝します。
ありがとうございました。
ほんだゆうきしるす
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