「最近のこと、あるのは徒然の記」

 「最近のこと、あるのは徒然の記」


久しぶりの文筆になります。しばらくコンピューターから離れていました。なんと言うか忙しかったのかも知れません。いつもネットとつながっているわけでないので、こうしたバーチャルの世界に入る習慣がないと忘れてしまうものです。


そんでもってこうして書く覚悟ができましたので書きます。この私の文の目的は芸術について語ることが主旨でありますが、たまにこうした雑文や、また、詩なども発表したりしています。


最近の芸術体験は何であろうか。デッサンをもっぱら描いていますね。なかなか上手なものは描けないのかもですが自分なりにやっています。作品として成立するデッサンを描いています。


ペンと紙で意外にも美術作品になるのでいい感じです。


先日、友人の集まりに行った時、私の個展に観に来てくれた人があって、絵の値段が庶民的でないと言われた。確かにそうかも知れない。2万から4万円の作品を購入するのは確かに大変なものだと思います。その人の言うには二千円から五千円であれば手が届くと言っていた。


10万円の絵などはそのようなものを買うくらいなら家の修理をした方がいいと言う。


それもわかる気がします。


私のお客様の経済状況を理解した上で制作することもやはり考えなくてはならない課題であることもあります。



お金持ちはいたって少ないのが現状である社会ゆえにそんな高い買い物はかえって市場にあれば人の心を傷つけてしまうこともあるのだ。


人は人の成功を願えるなら幸いかも知れない。近しい人が目立った成功をすると目を背けたくなる。その人と比べてみじめになってしまう。なので、あまり目立たないうように自然にすごすのがいいと思います。人は隣人の成功をねたみ恨むのだから。これが人間心理である。



絵は、いいと思うが、買うとなると相当な覚悟がいる。ダイヤモンドの指輪くらいの値段がするものがほとんどである。たまに安価で買える作品もある。作家から購入することで恨まれることもある。そう言う経験があった。絵には魔法がかかっている。魔物かも知れません。



絵の権利を買うことでその作品で印税を取れるシステムだってあるので原画を購入することはとても商売する人にとっては投資以上の可能性をもっている。そう言う意味で絵を購入することで上手にビジネスをすることもできるでしょう。


私の絵はそんな高くないと思う。適正価格であるし、それ以下かも知れません。恩師が言っていたことなのですが絵は安く設定した方がいいと言っていた。まずは買ってもらうことが大事で、広げることを意識したり、多く売り、最初の値段は安くても名を売ることも大事だと、それでオークションに出品されて値段を上げる事もあるらしい。



今、また来年の個展のため、制作を始めています。張りキャンバス15個、あとその他の板とか紙に描くことになっています。50点くらい用意しようと思っています。


最近の傾向としては抽象画がメインでたまに具象画も描きます。


昨日は友人のアトリエでモデルを呼んで4人くらいで描いていました。実物のモデルを見て描くと言うのは結構楽しいものです。ときどき、抽象でなくてもいけるのではないかと思う事もあります。


まあ、そんな感じでアート生活を楽しんでいます。


この前、個展をしましたが、いろいろな方々が来廊してくれました。とても、ありがたいと思いました。


感謝します。


2021年8月1日

本多裕樹記す

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