メリメロ展 越谷 ギャラリーK 本多裕樹出品作紹介

 メリメロ展 越谷 ギャラリーK  本多裕樹出品作紹介


この前、1ヶ月くらい前に越谷ギャラリーKにて大澤純二先生の企画で「メリメロ」展が開催していました。メリメロとはなんでもごちゃ混ぜでいいという意味らしいです。それで私もなんでもいいので作品を出品してみました。


その展覧会に私も出品を依頼されて作品を世に問いてみました。


そのメリメロ展に出品した作品は色、原色だけで描いた絵を出しました。





「王宮」 制作2020年 材料:アクリル キャンバス

サイズ・F10号 作画・本多裕樹



この絵はほとんど原色で点描であり、強い色で描かれています。形も単純化されて色が入りやすく、空は黄色で染め上げられ海も黄色になっています。空を黄色で描くのは西洋絵画では夜の表現に使います。この絵は夜を描いているのです。月が太陽のように輝くのがまた、鮮烈でさえあります。





「水面」制作2020年、材料:アクリル、キャンバス

サイズ・F10号 作画・本多裕樹

  

これは川の流れを描いたものです。現実の水の色とは違いますが、あえてこうして色遊びをして表現するのも面白いものです。深い公園の池を描いたもので、太陽の光がさして虹彩を放っています。こうして見ていると目にチカチカとしますね。色はやはり光なのでしょうか。









「月夜に輝く」制作2020年 、材料:アクリル、キャンバス サイズF10号

作画・本多裕樹


この絵は夜の中、月が天空で輝き大地を照らしているものです。昼のような明るさは色の輝きが鮮やかさを出して月の光が燦々と輝き放ち、いわゆる光の世界を原色は描いてくれます。こうした強い色もいい感じですね。





「川の流れ」

制作2020年 材料・アクリル、キャンバス

サイズ・F10号 作画・本多裕樹


この絵は外国を描いて見ました。どこか日本的でなく、しかもどことなく夢の世界、それを思い描いてみました。もちろん絵の具はチューブの中にあるそのままの色を使い鮮やかな絵を描いてみました。


こうした一連の作品は近代フランスで起きた野獣派事件の技法であり、原色で描いて鮮烈な強い色彩で表す様式を私が描いて見ました。


一見下手なところやデッサンの違いなどありますが、色をメインにしていくためにデッサンをあまり詳しく描かないのがコツだったりします。あまり上手に描くと色が映えないのでこのような絵になります。しかし、色の強さは保たれているのかなと多少思います。


この野獣主義をフォーヴィスムというようです。

かつて昔、フランスのサロンという展覧会でこの色彩の強い鮮烈な絵の展示してある部屋に彫刻が真ん中に置かれていて、これを見た美術批評家が「野獣の檻にあるドナッテロ」と行ったことから野獣派という言葉が生まれたそうです。

最初は蔑称であったこの批評が野獣派の旗印になったと言います。 

これが野獣派事件です


それを私は再現してメリメロ展に展示してみた感じです。


読者の目をチカチカさせるような絵ですが、こうした野獣主義、フォーヴィスムの絵を時々描くのも面白いと思いました。


ここまで読んでくださり感謝します。


ありがとうございました。


2021/10/17

本多裕樹記す


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