「第56回 埼玉平和美術展 本多裕樹は出品する」

 「第56回 埼玉平和美術展 本多裕樹は出品する」





8月の暑い日、風も心地よく風鈴とアイスを食べながら、世界の悲劇を思い、彼方の不運をアートの可能性において、人々をひと時、平和の思いを抱いて欲しいと思います。


アートは悲劇、不幸に癒しをもたらす感触を与えてくれる。

かつて、首藤教之氏が「ノート」(著書)で書いてあったように「生身の芸術、生の音楽に触れることが人間の心と肉感を感じ、人間を感じたい」という生命の欲求があった。今、現在、ウクライナの不幸、ロシアの犠牲者たちは心を欲している。戦争をして、独裁による人間不信は世界のバランスを崩されている。


穀物も失い、飢饉がやってきて、物価も上がり、円も意味も持たなくなりつつあり、世界の経済も恐ろしく変動し、混乱が我々に来ている。気象の見える天変地異、核兵器の持つか持たぬか、争いの予感が人々に不安をもたらしている。


学生さんで言えば、コロナの影響で学校生活を楽しめず、友人も作ることができず泣いている。


そんな中に、この埼玉近代美術館で開催される「平和美術展」に意味があると思い出品します。


アートの数々が、人の心を潤してくれるかもしれないという思い、生の絵筆で描かれた絵に何かしらの温もり、人の繋がりと、アートと言う繋ぎを通して、世界を心を感じて欲しい。そう思います。


人との関係は離れ、和解できるものもできなくなる。


かえって不幸をもたらし、人は孤独に考える。


自分の内面を思い、芸術の可能性を思う。


第56回 埼玉 平和美術展



2022年8月9日(火曜日)~14日(日曜日)

AM10:00~PM5:30 (初日はPM1:00から最終日はPM4:00まで)


場所・埼玉近代美術館 地下展示室

(北浦和駅西口)TEL048-824-0111






ここで私は、最近の制作で描いた、あれは去年、ギャラリーKの河口聖 氏の企画で「絵画の方向展」で出品した「風神雷神図屏風」(四曲二双)の横4m縦170cmの大きな作品を提示します。





どうか、この機会に平和の思考を思い出していただけたら、もしくは、私たちが平和を思い、一人一人がそう思って生きていればいい世の中がやってくると信じます。


皆様に平和がありますように


2022年8月8日

本多裕樹しるす


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